【写真で比較】大河ドラマ『八重の桜』のキャストを実物と較べてみた

  • 更新日:2017年5月4日
  • 公開日:2013年1月6日

遂に放送開始された2013年大河ドラマ『八重の桜』。発表されているキャストが斬新だったので慌ててまとめてみました。

まずは主人公の新島八重。実物はこちら。

新島八重の写真
ふくよかな方ですが、目元が鋭くもあります。

一部では烈婦と称されたのも、同時代の女性としては珍しいエネルギッシュな生き方ゆえ。

幕末では、断髪・男装で銃を持ち新政府軍を相手に奮戦。これが異名「幕末のジャンヌ・ダルク」とよばれる所以となります。

男勝りの性格から、悪妻、烈婦と陰口を叩かれていました。ほか、「元祖ハンサムウーマン」とも呼ばれました。

そんな新島八重を演じるのが、はいご存知の、

綾瀬はるかの写真(『八重の桜』で新島八重役)
若手の名女優・綾瀬はるか

凛々しいですねー。

ふんわりした印象がありますが、幕末ドラマJINでも芯の強い役を好演していましたので、はまると思います。これはとても楽しみですね。


さて、新島八重の旦那が同志社大学の創立者である新島襄

新島襄の写真
教育者としてだけでなく、キリシタンとしても布教活動に尽力。

新島八重を語った言葉、「彼女(妻の新島八重)は見た目は決して美しくはありません。ただ、生き方がハンサムなのです。私にはそれで十分です。」は名言だと思います。

さていかにも誠実という印象。

当初は、SMAPのキムタクなんて噂もありましたが、この方に正式決定。

 

 

オダギリ・ジョーの写真(『八重の桜』で新島襄役)
オダギリ・ジョー

ジョーつながり。エッジがきいてるオダジョーさんが、この誠実な明治の人物をどう演じるのか楽しみです。

次。

新島八重の故郷・会津藩

徳川幕府への一途な忠心で、非常なる戦禍を受けます。新政府軍の侵攻に晒される会津を率いた2トップはこの方たち。

松平容保、西郷頼母の写真
左から、藩主・松平容保(まつだいらかたもり)、家老・西郷頼母(さいごうたのも)。

容保はいかにも実直そう。家老たちの猛反対を押切り、徳川宗家に忠を尽くしたのがよく伝わってきます。頼母は家老としての威厳があります。

この会津の2トップを演じるのが、

 

 

綾野剛、西田敏行(『八重の桜』の松平容保役、西郷頼母役)
綾野剛西田敏行

今をときめく綾野さん。イケメン容保間違いなしですが、ふわっとしたイメージがあるので実直な会津藩主をどう出せるか?注目ですね。

松平容保役の歴代ベストは、個人的には日本テレビ『白虎隊』での風間杜夫です。

余談ですが、西郷頼母の養子は柔道家・西郷四郎。講道館四天王のひとりであり、小説や映画で有名な姿三四郎のモデルになった人ですね。



さて、攻め入ってくる新政府軍はどんな陣容でしょうか?

こちらもなかなかに強力なキャスト陣。

まずは薩摩藩から。西郷隆盛大山巌

西郷隆盛の肖像画、大山巌の写真
薩摩の将特有のいかにもどっしり、朴訥とした印象。

ちなみに、西郷さんは写真嫌いだったので、親類をもとに描いた肖像画ぐらいしか残っていません。

このどっしりした方々を演じるのが、

 

 

吉川晃司、反町隆史の写真(『八重の桜』の西郷隆盛役、大山巌役)
吉川晃司反町隆史

だいぶシュッとしました。これはかなり攻めてるキャスティングです。

ほか、倒幕派としてはこの方々。

桂小五郎、板垣退助の写真
桂小五郎(木戸孝允)板垣退助

これが『八重の桜』にかかると、

 

 

及川光博、加藤雅也の写真(『八重の桜』の桂小五郎役、板垣退助役)
及川光博加藤雅也

長州土佐の武士が、ずいぶん華やかになりました。

倒幕派を並べてみましょう。

西郷隆盛、大山巌、桂小五郎、板垣退助の肖像画&写真
吉川晃司、反町隆史、及川光博、加藤雅也の写真
なんだか、倒幕派から夜の匂いしかしません。



さて、倒幕派にガチンコでぶつかる新選組はどうでしょう?

伝説的な剣技を誇った斎藤一。そのキャストもまたすごい。

 

 

降谷建志の写真(『八重の桜』の斎藤一役)
Dragon AshのKjこと降谷建志

迫力あります。

ちなみに、斎藤一は長男をもとにした肖像画が残ってまして、これ。

 

 

斎藤一の肖像画
実物も実物で衝撃的。

この肖像画を紹介するたびに言ってしまうのですが、完全にミスタースポックです。

本当にありがとうございました。

次。

ほか、鬼の副長・土方歳三

土方歳三の写真
いわずれとしれた幕末屈指のイケメン

その壮烈な生き方もあいまって、現代でも高い人気を誇っています。

過去映像化されたときは、やはりイケメンたちが務めたきた役になるわけですが、今回はこの方。

 

 

村上淳の写真(『八重の桜』の土方歳三役)
村上淳

これはまた雰囲気の違うイケメンを持ってきました。

榎本武揚土方歳三を「部屋に入ってくると清らかな風が吹くような、そういう涼やかな人間だった」と言っていますが、どうもそんな感じではなさそうです。新たな方向性に期待大しましょう。

並べてみましょう。

斎藤一、土方歳三の肖像画&写真
降谷建志、村上淳の写真
正直言って、ガラ良くない…!京都で恐れられた新選組が時を超えて復活しそうです。

次。

武闘派から目先を変えて、幕末の思想家たちはどんなキャストでしょうか?

佐久間象山、吉田松陰の写真
佐久間象山吉田松陰

日本国の将来を憂うキリリとした目が印象的です。

さて、『八重の桜』のキャストだとこうなります。

 

 

奥田瑛二、小栗旬の写真(『八重の桜』の佐久間象山役、吉田松陰役)
奥田瑛二小栗旬

若干エロスが強めですが、どちらも雰囲気が出てます。これは楽しみ。

並べてみましょう。

佐久間象山、吉田松陰の写真
奥田瑛二、吉田松陰の写真2


次は、徳川幕府側。会津藩が忠義を尽くした側も、これまた凄い。

徳川慶喜、勝海舟、松平春嶽の写真
左から、最後の将軍・徳川慶喜、参謀・勝海舟幕末四賢候のひとり・松平春嶽
いずれも徳川幕府側の最重要人物です。

八重の桜』では、このキャスト陣が演じます。

 

 

小泉孝太郎、生瀬勝久、村上弘明の写真(『八重の桜』の徳川慶喜役、勝海舟役、松平春嶽役)
小泉孝太郎生瀬勝久村上弘明

小泉孝太郎なかなか上手いキャスティング。そういう手があったか。

勝海舟役の生瀬さん。チャキチャキした江戸っ子をどう演じるかが楽しみですねー。

次。

徳川幕府内に重鎮として、この方々も登場します。

井伊直弼、徳川斉昭の写真
井伊直弼水戸藩徳川斉昭

後継の将軍について、バチバチした政争を繰り広げたこの二人。

腹の底が見えないこの二人を演じるのが、

 

 

榎木孝明、伊吹吾郎の写真(『八重の桜』の井伊直弼役、徳川斉昭役)
榎木孝明伊吹吾郎

代々こってりした俳優がつとめることが多い井伊直弼

品のいい榎木さん演じる、井伊エノキがどこまでヒールになりきれるのか、それが要注目です。

徳川方を並べてみましょう。

徳川慶喜、勝海舟、松平春嶽、井伊直弼、徳川斉昭の肖像画&写真
小泉孝太郎、生瀬勝久、村上弘明、榎木孝明、伊吹吾郎の写真

次。

朝廷はどんな俳優さんが演じるのでしょう?

孝明天皇、岩倉具視の写真
孝明天皇、剛腕・岩倉具視

注目は明治維新の影の立役者、強面の岩倉具視ですが、八重の桜では、

 

 

市川染五郎、小堺一機(『八重の桜』の孝明天皇役、岩倉具視役)
市川染五郎小堺一機

強面の岩倉具視=なにが出るかな♪なにが出るかな♪の人。

なにが出たって、明治維新出ちゃった。

これは、NHK攻めてるなー。いつ頃登場でしょうか?観たいです。

並べてみましょう。

孝明天皇、岩倉具視の写真
市川染五郎、小堺一機(『八重の桜』の孝明天皇役、岩倉具視役)

会津に戻りましょう。会津の女性たちを紹介します。

照姫、中野竹子、西郷千重子の写真
藩主の義姉・照姫、戊辰戦争で薙刀を持って奮戦した中野竹子、家老である西郷頼母の妻・西郷千重子

照姫は、すみません…。これしかないんです…。

中野竹子は、その勇猛なエピソードから現在でも人気がありますが、さて誰が演じるか?

 

 

稲森いずみ、黒木メイサ、宮崎美子(『八重の桜』の照姫役、中野竹子役、西郷千重子役)
稲森いずみ黒木メイサ、宮崎美子

中野竹子黒木メイサ!なるほど。

凛々しい目元が印象的な中野竹子にピッタリですね。

若干気になるのは、西郷千重子。戊辰戦争時は30代前半なのですが…。西郷頼母西田敏行だから釣り合いを取ったんでしょう。時代劇ではままあることです。

並べてみましょう。

照姫、中野竹子、西郷千重子の写真稲森いずみ、黒木メイサ、宮崎美子(『八重の桜』の照姫役、中野竹子役、西郷千重子役)

2013年の大河ドラマ『八重の桜』が楽しみです!!

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