滝の迫力すごい

滝に打たれる文覚上人を描いたものだが、なんといっても目を引くのが流れ落ちる滝の表現。垂直に落ちてきた水が上人の頭に当たって放射線状に飛び散っている。ものすごくデザイン性が高いです。
着弾の描き方

上杉謙信の重臣・本庄繁長を描いた武者絵。弾が当たり放射線状に炸裂する盾がかっこいい!
鬼が吟じてる

平安時代の歌人・源津経信が和歌を詠んでいると朱雀院の鬼が現れ漢詩を吟じた、というシーン。風流な場面ではありますが、鬼がとりあえず怖い。この口から出てるのが鬼が吟じた漢詩だそうですが、漫画のセリフみたいな表現ですね。斬新です。
あいかわらず滝の迫力がすごい

北条氏政の家臣の娘・初花が死して幽霊になってなお、敵討ちをせんとする夫のために滝に打たれ祈っている。はかなげな初花の姿とダイナミックな滝の組み合わせ。初花のけなげさが際立っています。
160年前にこのセンス…

これ当時の人たちがついてこれたの?と心配になる飛ばしっぷり。大勢の男たちが集まって“いい人”をこしらえてみた…という、ナンセンスに慣れた現代人でもリアクションに困るハイセンス。鼻担当がたいへんそう。
この影の正体は?

宴会を盛り上げる「太鼓持ち」。へらへらと笑うその横顔のシルエットです。
が、じつはウラがある。

なんと、太鼓持ちのシルエットかと思いきやその正体は、巨大な梵鐘を担ぐ弁慶というトリックアート。
カエルがキモ可愛い

江戸時代前期に実在した商人で探検家の天竺徳兵衛を描いたもの。四代目鶴屋南北の歌舞伎でなぜかガマガエルを使役する妖術使いとなったらしい。役者絵も得意だった国芳だが、やっぱり目を引くのはガマガエルでしょう!ギョロっとした目とかブツブツとか気持ち悪いんだけど、しばらく見てるとなんかかわいい気もしてくるから不思議。
異種格闘技 VS巨大イノシシ

描かれているのは武田家の天才軍師として名高い山本勘助。勘助が押さえ込んでいるのは巨大なイノシシ!イノシシの毛についた雪がなんともデザイン的。
異種格闘技 VS大猿

飛騨に伝わる大猿伝説が画題と思われる。又五郎と巨大な化け物猿との格闘が熱い!そして又五郎が非常にイケメン!! 白いモフモフした毛がちょっと気持ちよさげな猿の口から吐き出された炎のインパクトがすごい。
現代の日本人は自分たちが故意に過去と切り離されている事実を知らなさすぎる
でも文芸絵画その他美術の世界を見ると、実はちゃんと日本人遺伝子が遠い過去から
受け継がれてることが分かるから素晴らしい
鳥獣戯画の時代と今と、日本人の根底に流れている基本精神は何も変わっていないんだよねえ
おみごと………日本の江戸時代は世界一の優雅な鎖国時代でした。今とは、月と鼈の差です。
懐かしい…です。薩摩藩と長州藩の薩長同盟が日本をだめにしたのです。
(黄金フクロウの洞察)