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「根気が強ければ、敵も遂には閉口して味方になってしまうものだ。確固たる方針をたて、決然たる自信によって、知己を千歳のもとに求める覚悟で進んで行けば、いつかは、わが赤心の貫徹する機会がきて、従来敵視していた人の中にも、互いに肝胆を吐露しあうほどの知己ができるものだ。 」
『氷川清話』より
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発言者 勝海舟について
勝海舟のプロフィールを紹介します。
勝海舟の他の名言
勝海舟の考えや人柄がわかる、その他の残された言葉。
- 「コレデオシマイ」
- 「自分の価値は自分で決めることさ。つらくて貧乏でも自分で自分を殺すことだけはしちゃいけねぇよ。」
- 「やるだけのことはやって、後のことは心の中でそっと心配しておれば良いではないか。どうせなるようにしかならないよ。」
- 「敵は多ければ多いほど面白い。」
- 「その人がどれだけの人かは、人生に日が当たってない時にどのように過ごしているかで図れる。日が当たっている時は、何をやってもうまくいく。」
- 「人はどんなものでも決して捨(す)つべきものではない。いかに役に立たぬといっても、必ず何か一得はあるものだ。」
- 「島国の人間は、どこも同じことで、とにかくその日のことよりほかは目につかなくって、五年十年さきはまるで暗やみ同様だ。それもひっきょう、度量が狭くって、思慮に余裕がないからのことだよ。」
- 「大事をなすには寿命が長くなくてはいけないよ。」
- 「成すなかれ、天意に違うことを。」
- 「世の中は平穏無事ばかりではいけない。少しは不平とか不満とか、騒ぐもののあるほうがよい。」
- 「どんな大悪人でも、恩愛の情にはさすがにもろいもので、この情という雨露に打たれると、たちまち元気が衰えて善人になりかわるものが多い。」
- 「人の一生には「焔(ほのお)の時」と「灰の時」があり、「灰の時」は何をやってもうまくいかない。そんな時には何もやらぬのが一番いい。ところが小心者に限って何かをやらかして失敗する。」
- 「世間は生きている。理屈は死んでいる。」
- 「おこないはおれのもの、批判は他人のもの、おれの知ったことじゃない。」
- 「生業に貴賤はないけど、生き方に貴賤があるねえ。」
- 「世の中に無神経ほど強いものはない。」
- 「急いでも仕方がない。寝ころんで待つのが第一だと思っています。」
- 「男児世に処する、ただ誠意正心をもって現在に応ずるだけのことさ。要するに、処世の秘訣は誠の一字。」
- 「人間の元気を減らすのに、一番力のあるものは、内輪の世話や心配だ。外部の困難ならたいていな人が辛抱もするし、またこれがためにますます元気のでるということもあるが、親兄弟とか妻子とかいうような内部の世話には、みんな元気をなくしてしまうものだ。」
- 「世間の事は、気合とか呼吸というものが大切だが、これは書物や口先だけじゃ分からない。活き学問という事が必要だ。実地について、人情や世態をよくよく観察し、その事情に精通しなければ駄目だ。」
- 「政治家の秘訣は何もない。ただ「誠心誠意」の四文字ばかりだ。」
- 「それ御覧ナ、機があるのだもの、機が過ぎてから、なんといったって、それだけのことサ。」
- 「よろしく身を困窮に投じて、実才を死生の間に磨くべし。」
- 「学者になる学問は容易なるも、無学になる学問は困難なり。」
- 「事を成し遂げる者は愚直でなければならぬ。才走ってはうまくいかない。」
- 「人はみな、さまざまに長ずるところ、信ずるところを行えばよいのさ。社会は大きいからあらゆるものを包容して毫(ごう)も不都合はない。」
- 「難しかろうが、易しかろうが、そんな事は考えずに、いわゆる無我の境に入って断行するに限る。」
- 「どうも、大抵物事は内より破れますよ。」
- 「内で喧嘩をして居るからわからないのだ。 一つ、外から見て御覧な。直きにわかつてしまふよ。」
- 「機は感ずべきもので、言ふことの出来ず、伝達することの出来んものです。」
- 「これだけと限つてしまふと、それより大きい事があつた時、仕方が無いから。どうか、限らないやうに。」
- 「人心の理といふものは、古今同じだからな。ただその趣が違って見えるだけだもの。」
- 「思想が時代に先立つ者は、守旧派から阻害されることになる。しかし、先立つ者がいなければ、後生はどうして覚醒できるのか。」
- 「若手を最先端の場所にどんどん派遣しろ。」
- 「活学問にも種々しかたがあるが、まず、横に寝ていて、自分のこれまでの経歴に顧み、これを古来の実例に照らして、しずかにその利害得失を講究するのが一番近道だ。そうすればきっと何万巻の書を読破するにも勝る効能があるに相違ない。」
- 「(俺は)容易に失敗もするが、万一そういう逆境にでも陥った場合には、じっと騒がずに寝転んでいる。また後の機会がくるのを待っている。そしてその機会がきたならば、すかさずそれをつかまえて、ことに応じ物に接してこれを活用するのだ。」
- 「人はよく方針というが、方針を定めてどうするのだ。およそ天下のことは、あらかじめ測り知ることができないものだ。網を張って鳥を待っていても、鳥がその上を飛んだらどうするか。」
- 「あれのこれのと心配ばかりしていては、自然と気が餓え神(心)が疲れて、とても電光石火に起こりきたる事物の応接はできない。 」
- 「事の起らない前から、ああしようの、こうしようのと心配するほどばかげた話はない。時と場合に応じて、それぞれの思慮分別はできるものだ。」
- 「第一、自分の身の上について考えて見るがよい。たれでも始め立てた方針どうりに、きちんとゆくことができるか。とても出来はしまい。元来人間は、明日のことさえわからないというではないか。」
- 「世に処するには、どんな難事に出逢っても臆病ではいけない。「さあ、なにほどでも来い。 おれの身体がねじれるならばねじってみろ」という料簡で事をさばいてゆくときは、難時が到来すればするほどおもしろ味がついてきて、物事は造作もなく落着してしまうものだ。」
- 「なんでも大胆に、無用意に、打ちかからねばいけない。どうしようかこうしようかと思案してかかる日にはもういけない。むずかしかろうがやさしかろうが、そんなことは考えずに、いわゆる無我という心境に入って、無用意で打ちかかって行くのだ。」
- 「もし成功しなければ、成功するところまで働き続けて、けっして間断があってはいけない。世の中の人は、たいてい事業の成功するまでに、はや根気が尽きて疲れてしまうから大事ができないのだ。」
- 「人間の精根には限りがあるから、あまり多く読書や学問に力を用いると、いきおい実務の方にはうとくなるはずだ。」
- 「人には余裕というものが無くては、とても大事はできないよ。」
- 「外国へ行く者が、よく事情を知らぬから知らぬからと言うが、知って行こうというのが良くない。 何も用意しないでフイと行って、不用意に見て来なければならぬ。」
- 「今から古を見るのは、古から今を見るのと少しも変りはないサ。」
- 「生死を度外視する決心が固まれば、目前の勢いをとらえることができる。難局に必要なことは、この決心だけだ」
- 「奮ってその身を世間の風浪に投じ、 浮かぶか沈むか、生きるか死ぬかの処まで泳いでみよ 」
- 「いつ松を植えたか、杉を植えたか、目立たないように百年の大計を立てるのが必要さ」
- 「天下の大勢を達観し、事局の大体を明察して、万事その機先を制するのが政治の本体だ」
- 「オレは、(幕府)瓦解の際、日本国のことを思って徳川三百年の歴史も振り返らなかった」
- 「文明、文明、というが、お前ら自分の子供に西欧の学問をやらせて、それでそいつらが、親の言うことを聞くかぇ?」
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