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目に余る松陰の過激っぷりに、松下村塾の弟子たちは心配。「先生ちょっと落ち着いてください」と血判状まで出して諭すのですが、そんな心暖かい弟子が生ぬるいと映ったのか、松陰は激昂し、弟子との絶交を決意します。
これをわかりやすく図にすると…
心配する弟子とガチで大げんかする松陰先生、まじクレイジーです。
極めつけが、ある疑いで幕府の役人に取り調べを受けた時のこと。
疑い自体は軽微なモノだったので、取り調べは何事もなく終わるはずでした。しかし、そこは吉田松陰。聞かれてもいない、いつぞやの老中暗殺計画を自ら暴露して、役人の度肝を抜きます。本当にクレイジー過ぎます。
彼としては、幕府の役人にモノ言える機会はそうないので、自らの考えを包み隠さず述べようという考え。しかし、ロクに聞いてもらえず、 そのまま捕まり、井伊直弼の大粛清の犠牲者となります。
世にいう安政の大獄。
ちなみに松蔭先生は、安政の大獄の最後の刑死者です。
こうして吉田松陰はわずか29歳でその生涯を閉じますが、彼の意志を継いだ弟子たちが力を尽くし、松蔭の死後8年たって、日本は明治という新しい時代を迎えます。
最後に。
次の世代に向けて、吉田松陰はこんな言葉を残しています。
「諸君、狂いたまえ。」
現状に満足せず、常識という壁をいつも自らの行動で壊してきた松陰らしい言葉です。
そして、これ、ある人の言葉に似ています。
Apple創立者のひとり、スティーブ・ジョブズ。
彼もまた、現状に満足せず、常識という壁をいつも自らの行動で壊してきた人です。
ジョブズが次世代の若者たちに語った言葉は、
「Stay hungry, stay foolish.」
〜 ハングリーであれ、愚かであれ。 〜
ニュアンスは違えど、彼らは同じことを語りかけているように思いませんか?