• 更新日:2017年9月24日
  • 公開日:2013年7月2日


月と富士と信玄

『きよみかた空にも関のあるならば月をとゝめて三保の松原』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)『きよみかた空にも関のあるならば月をとゝめて三保の松原』(1886年ごろ) 月岡芳年
世界遺産に登録された三保の松原から富士山を見つめる武田信玄。何を思っているのでしょうか?



姥捨てを哀しく照らす月

『姥捨月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)『姥捨月』(1847年ごろ) 月岡芳年 年老いた母を背負い、山に分けいる男。黙って背負われるままでいる母。哀しい別れを月が照らしています。

個人的に特にぐっときた作品を紹介しました。以下は、『100枚の月』の残りすべてをご紹介します!どれも、ぜんぜん古くなくて素晴らしいです。

『月下乃斥候 斉藤利三』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『月下乃斥候 斉藤利三
『南屏山昇月 曹操』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『南屏山昇月 曹操』
『花山寺の月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『花山寺の月』
『史家村月夜 九紋竜』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『史家村月夜 九紋竜』
『原野月 保昌』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『原野月 保昌』
『鳶巣山暁月 戸田半平重之』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『鳶巣山暁月 戸田半平重之』
『田毎ある中にもつらき辻君のかほさらしなや運の月かけ 一と勢』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『田毎ある中にもつらき辻君のかほさらしなや運の月かけ 一と勢』
『堅田浦乃月 斎藤内蔵介』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『堅田浦乃月 斎藤内蔵介』
『ほとゝきすなをも雲ゐに上くる哉 頼政とりあへす 弓張月のいるにまかせて』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『ほとゝきすなをも雲ゐに上くる哉 頼政とりあへす 弓張月のいるにまかせて』
『きぬたの月 夕霧』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『きぬたの月 夕霧』
『千代能かいたゝく桶の底ぬけてミつたまらねハ月もやとらす』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『千代能かいたゝく桶の底ぬけてミつたまらねハ月もやとらす』
『世尊寺乃月 少将義孝』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『世尊寺乃月 少将義孝』
『読書の月 子路』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『読書の月 子路』
『住よしの名月 定家卿』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『住よしの名月 定家卿』
『南海月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『南海月』
『霜満軍営秋気清 数行過雁月三更 謙信』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『霜満軍営秋気清 数行過雁月三更 謙信
『赤壁月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『赤壁月』
『宮路山の月 師長』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『宮路山の月 師長』
『雨中月 児島高徳』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『雨中月 児島高徳』
『かしかまし野もせにすたく虫の音よ 我たになかくものをこそおもへ月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『かしかまし野もせにすたく虫の音よ 我たになかくものをこそおもへ』
『から衣うつ音きけは月きよみまたねぬ人を空にしるかな 経信』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『から衣うつ音きけは月きよみまたねぬ人を空にしるかな 経信』
『王昌齢 西宮夜静百花香 欲捲珠簾春恨長 斜抱雲和深見月 朧々樹色隠照陽』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『王昌齢 西宮夜静百花香 欲捲珠簾春恨長 斜抱雲和深見月 朧々樹色隠照陽』
『淮水月 伍子胥』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『淮水月 伍子胥』
『五節の命婦』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『五節の命婦』
『あまの原ふりさけミれハ春日なる三笠の山に出し月かも』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『あまの原ふりさけミれハ春日なる三笠の山に出し月かも』
『石山月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『石山月』
『稲むらか崎の明ほのゝ月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『稲むらか崎の明ほのゝ月』
『北山月 豊原統秋』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『北山月 豊原統秋』
『しはゐまちの暁月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『しはゐまちの暁月』
『神事残月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『神事残月』
『しらしらとしらけたる夜の月かけに雪かきわけて梅の花折る 公任』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『しらしらとしらけたる夜の月かけに雪かきわけて梅の花折る 公任』
『卒都婆の月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『卒都婆の月』
『垣間見の月 かほよ』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『垣間見の月 かほよ』
『つきのかつら 呉剛』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『つきのかつら 呉剛』
『高倉月 長谷部信連』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『高倉月 長谷部信連』
『銀河月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『銀河月』
『廓の月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『廓の月』
『鶏鳴山の月 子房』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『鶏鳴山の月 子房』
『いつくしまの月 室遊女』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『いつくしまの月 室遊女』
『竹生島月 経正』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『竹生島月 経正』
『雨後の山月 時致』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『雨後の山月 時致』
『悟道の月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『悟道の月』
『朱雀門の月 博雅三位』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『朱雀門の月 博雅三位』
『吼』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『吼』
『心観月 平友梅』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『心観月 平友梅』
『祇園まち』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『祇園まち』
『志津か嶽月 秀吉』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『志津か嶽月 秀吉
『音羽山月 田村明神』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『音羽山月 田村明神』
『常よりそ曇もいとへ今宵そとおもふは月の光なりけり 玄以』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『常よりそ曇もいとへ今宵そとおもふは月の光なりけり 玄以
『信仰の三日月 幸盛』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『信仰の三日月 幸盛』
『名月や畳の上に松の影 其角』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『名月や畳の上に松の影 其角』
『四条納涼』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『四条納涼』
『山木館の月 景広』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『山木館の月 景広』
『やすらハで寐なましものを小夜ふけてかたふく迄の月を見しかな』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『やすらハで寐なましものを小夜ふけてかたふく迄の月を見しかな』
『たのしみは夕貌たなのゆふ涼 男はてゝら女はふたのして』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『たのしみは夕貌たなのゆふ涼 男はてゝら女はふたのして』
『賊巣乃月 小碓皇子』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『賊巣乃月 小碓皇子』
『月明林下美人来』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『月明林下美人来』
『桜さくすみたの川にこくふねもくれて関屋に月をこそ見れ 水木辰の助』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『桜さくすみたの川にこくふねもくれて関屋に月をこそ見れ 水木辰の助』
『調布里の月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『調布里の月』
『足柄山月 義光』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『足柄山月 義光』
『三日月の頃より待し今宵哉 翁』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『三日月の頃より待し今宵哉 翁』
『月の四の緒 蝉丸』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『月の四の緒 蝉丸』
『弓取の数に入るさの身となれはおしまさりけり夏夜月 明石儀太夫』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『弓取の数に入るさの身となれはおしまさりけり夏夜月 明石儀太夫』
『孝子乃月 小野篁』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『孝子乃月 小野篁』
『おもひきや雲ゐの秋のそらならて竹あむ窓の月を見んとは 秀次』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『おもひきや雲ゐの秋のそらならて竹あむ窓の月を見んとは 秀次
『嵯峨野乃月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『嵯峨野乃月』
『梵僧月夜受桂子』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『梵僧月夜受桂子』
『むさしのゝ月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『むさしのゝ月』
『いてしほ乃月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『いてしほ乃月』
『猿楽月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『猿楽月』
『たか雄 君は今駒かたあたりほとゝきす』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『たか雄 君は今駒かたあたりほとゝきす』
『貞観殿月 源経基』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『貞観殿月 源経基』
『嫦娥奔月』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『嫦娥奔月』
『名月や来て見よかしのひたい際 深見自休』(『月百姿』シリーズ、作・月岡芳年)
『名月や来て見よかしのひたい際 深見自休』

以上、最後の浮世絵師の作品をまとめました!以下もあわせてどうぞ!

幕末ブログ 関連記事

幕末ブログ 最新記事

あわせて読みたい 戦国・江戸時代の記事