幕府の重鎮でもう一人。小栗上野介。
その能力は敵方の新政府軍すら認めた幕末のS級人物。彼の残した「幕府の運命には限りがあっても日本の運命に限りはない」は、屈指の名言だと思います。
そんな小栗の玄孫(やしゃご、ひ孫の子)が、
わかるかなー、「花さか天使テンテンくん」
昔、週刊少年ジャンプで連載してた漫画。作者の小栗かずまたさんが子孫になります。…いま何してるんでしょうか?
ちなみに、相当薄ーい関係ですが、この人とも繋がりがあります。
K-1ファイター武蔵です。
小栗の親戚筋にあたります。最近K-1の運営会社が潰れましたが、「K-1の運命に限りはあっても、日本格闘技の運命に限りはない」といったところでしょうか。
並べてみましょう。
余談ですが、昔、TBSの『ギミア・ぶれいく』というTV番組で、徳川埋蔵金を発掘しようという企画が人気を呼びました。中心人物が糸井重里。
この徳川埋蔵金を埋めたといわれていたのが、徳川幕府の勘定奉行・小栗上野介その人だったんです。
ちなみに埋蔵金が眠るといわれた群馬県の赤城山は、最終的にこんな感じにされました。
子孫ネタに戻ります。
会津藩家老・西郷頼母(さいごうたのも)。
福島で展開された会津戦争のキーマンです。日本テレビ年末時代劇スペシャル「白虎隊」で里見浩太朗が演じましたが、とても良かった。
さて、この西郷頼母の息子(養子)が、柔道家・西郷四郎。嘉納治五郎に育てられた講道館四天王のひとりであり小説や映画で有名な姿三四郎のモデルです。
こんな話があります。
西郷頼母は会津藩に代々伝わる格闘術「大東流合気柔術」を2人の男に直伝した。一人は息子・柔道家・西郷四郎。その後、四郎が編み出した技が伝説の投げ技「山嵐」。
もうひとりは武田惣角。彼は大東流合気柔術を全国に広めた。彼に教わった植芝盛平という人が、とある武道を作りあげた。それが現在、世界中に伝わる『合気道』である。
夢があっていいですね。このへんを書いた夢枕獏の小説『東天の獅子』はめちゃくちゃ面白いです。
維新の三傑をみてきましょう。明治維新の最大の功労者たちです。左から桂小五郎(木戸孝允)、西郷隆盛、大久保利通。
彼らの子孫はそれぞれどんな生き方をしてるのか?
まずは木戸孝允。
なかなか子供に恵まれなかったのですが、養子をしっかりと育てました。そんな彼の子孫もいろいろやっています。
お孫さんに木戸幸一。
政治家になり初代厚生大臣や内大臣を歴任。東京裁判にてA級戦犯となり無期懲役の判決を受けてしまいました。
来孫(ひ孫の孫)の木戸寛孝さんは、元電通。現・コンセプトデザイナー。
NPO法人 世界連邦21世紀フォーラム理事長としても、世界平和のためにワールドワイドな活動をしています。
並べてみましょう。